勤怠管理のストレス その2 非協力的な現場 vol.57

先週に引き続き、勤怠管理に関するストレスについてです。
今回は、現場の協力が得られない事から生じるストレスについてお伝えします。

 現場からの出勤簿がなかなか提示されてこない
 申請書が提出されない
 提出されたものは不備だらけ
 などなど、

勤怠管理担当者にとっては大きなストレスとなります。

原因は、現場での勤怠管理の業務に対する優先順位の低さがであるケースがほとんどです。

ストレスを和らげる為には、現場からの協力を如何に得られるかがポイントですので、そのポイントを記載していきます。

【会社の仕組みとして、勤怠管理の重要性を上げる】

企業にとって従業員の労働時間管理の重要性は高くなる一方ですので、その取り組みの中で、労働時間管理の重要度を上げ、現場の上司への指導を強化することも一つの方法です。

【勤怠管理の知識を向上させる】

労働基準法違反による書類送検の対象者が、現場の上司である事、そのリスクを既に背負っていることをお伝えし、危機感を持ってもらう事から始めてみてはいかがでしょうか。

【現場は現場の指示でしか動かない】

現場のキーマンに勤怠管理の必要性と重要性を理解いただくことで、協力を得やすくなり、スムーズな業務が実現できるようになる場合も多くあります。

以上のような対策を実施するとともに、現場の為に勤怠管理システムを導入するなど、ツール面での支援をしていくことが効果的です。

現場が非協力的な状況で、いきなり勤怠管理システムを導入してしまうと、益々協力を得ずらくなってしまうことが考えられますので、慎重に考える必要があります。

既に勤怠管理システムが導入されている場合には、なるべく、現状を維持しつつ、上記の施策を実施してください。
そして、現場と一緒に改善を考えてみてはいかがでしょうか。

来週は、勤怠管理に関するストレス その3として、会社の期待から生じるストレスをお伝えします。

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