給与システムへ連携するCSVを確認する意味 vol.397

今回の内容はメーカーの裏事情シリーズです。

(あまり出しすぎると問題になるので次回があるかどうかは分かりません。フィクションとしてお楽しみいただければと思います)

 

勤怠管理システムの初期設定をメーカーにて実施する場合、既に稼働している給与計算システムとの連携フォーマット(CSV)を確認します。

CSVファイルを確認する主目的は、連携する項目と計算内容を抜けなく確認することができる為になりますが、それ以外にもポイントがあります。

 

給与計算に影響しない項目が明確になることです。

 

勤怠管理で集計される内容は多岐にわたります。
その中で給与計算に影響する項目は最優先で慎重に対応する必要があります。(過払い未払いの懸念)

 

導入時の要件定義などでお客様が強調してお話いただいた内容であったとしても、給与計算に影響しない場合が稀に生じます。

お客様の管理においては必要な項目ではあるのですが、給与計算に影響しないもので、かつ対応が難しい内容であれば、優先順位を下げての対応を提案せざるを得ない場合もあります。

課題の優先順位付けをする際、給与システムへ取り込むCSVがあると、より明確になります。

 

メーカーの設定担当者は、このような視点でも、お客様の状況を確認し提案していたりします。

 

あまり見聞きする内容ではないかと思いますが、メーカーの裏事情を少しお伝えしました。

あくまで「こんなこともあるかもね」という感じで読み流していただければと思います。

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