相手の立場で考えてみると vol.392

ビジネスでは「相手の立場で考えてみる」ということがよく言われています。
勤怠管理システムの製品選定において、この格言を応用してみたいと思います。

 

前回は、経営者と人事担当者での立場を書きましたが、今回は製品を提供する側の立場を考えてみます。

 

メーカーの営業担当者の立場で考えてみると、

「この会社に売りたい!」

と思えるかどうかという視点が存在します。

 

提供者の視点では、手間がかからず、標準機能を利用し、システム化の効果が出せる(使い続けてもらえる)会社が最適です。

会社の規模であったり、業種業態であったり、働き方であったり、このように使ってもらえれば最適だという理想のモデルがあります。

 

メーカーの視点で売りたいと思えるかどうかは、人事担当者の行動や対応姿勢ではありません。

残念ながら、会社の規模や業種業態、働き方で決まってしまうのが、現実です。

 

では、どうしたらよいか。

メーカーの視点で理想のお客様だと思える(メーカーの思想に合った)製品を探すことです。

 

その製品に出会うと事ができれば、適切なサービスやサポートが受けられますし費用対効果も期待できます。

 

ただし気をつけたいのは、営業担当者のフィルターがかかることがある点です。
売り上げ目標を達成したいからといって、無理した販売を行うようなケースだと、関係者全員(購入者や提供者のサポート担当者)が不幸になってしまいます。

 

製品選びの難しさを、別の視点からお伝えしました。

 

相手の立場からはどのように見えていますか?
この視点はやっぱり重要ですよね。

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