2023年最後のテーマは、超基本に立ち返り、「勤怠管理システムとタイムレコーダーの違い」をお伝えします。
タイムレコーダーは出勤や退勤の時刻を記録するものです。
勤怠管理システムはタイムレコーダーで記録された時刻から労働時間や残業時間を集計するものです。
ここまでは、なんとなくイメージできると思います。
ここからがポイントになるのですが、市場には、タイムレコーダー以上、勤怠管理システム未満の製品が数多く存在します。
勤怠管理システムは、給与計算に必要な勤怠情報を作成することです。
労働時間の集計はもとより、休暇の取得や付与などの情報も含まれます。
残業時間を算出する為には、固定時間制の他、変形労働制やシフト勤務、フレックスタイム制、などの計算方法に対応している必要があります。
グループウェアや業務管理システムには、出退勤が記録できるタイムレコーダー機能が備わっていることが多くあります。
簡易的に労働時間や残業時間を集計できるものが多くあり、ほとんどの製品が勤怠管理システムと謳っています。
自社の働き方に合わせた労働時間の集計や休暇の管理ができるかどうかを基準に、その製品は勤怠管理システムなのか、タイムレコーダーなのかを見極めてください。
日々の作業で実現できない内容があると、締日後に手作業が残り、タイムカードやExcelでの業務とあまり変わりません。
求める製品は、勤怠管理システムか、タイムレコーダーか。
管理を強化するのであれば、タイムレコーダー、管理の強化に加え、業務の効率化を両立するのであれば勤怠管理システムが必要となります。
自社の求めている製品はどちらになりますか?
今年もメルマガにお付き合い頂き、ありがとうございました。
今後も勤怠管理システムに関する話題をお伝えしていきます。
来年もよろしくお願い申し上げます。