勤怠管理システムの成功要因 vol.363

勤怠管理システムの導入に失敗してしまうケースが多く散見されますので、システム化の成功要因をお伝えしたいと思います。

 

<システム化の成功>
勤怠管理システムの成功とは、「業務が効率化すること」に尽きます。

 

<システム化の失敗>
失敗のほとんどは「システムにより業務効率が著しく悪化してしまう」ことです。
集計結果が合わない、システム上での修正に手間がかかる、Excelでの精査や修正の作業が必要になるなど、日常の業務では利用できない状態になってしまう場合もあります。

 

<比較対象は現状の業務>
現状の業務に課題や手間を感じていなければ、システム化の効果を実感することはできません。
特に現場の従業員には顕著に現れます。

 

<法律に適した管理方法か>
現状の業務(タイムカードやExcelでの運用)が、法律に適した管理方法になっているかどうかが、最も重要なポイントです。
手作業で法律に適した管理を行おうとすると、かなりの手間がかかることが想定されます。

 

<陥りやすい思考>
法律に適した管理方法に変更する為にシステム導入を検討したいと考えるのが一般的かと思いますが、この考え方ではシステム化の効果を実感しにくくなります。

 

<システム化のステップ>
・法律に適した管理方法に変更する
・業務の手間を実感する
・システムを導入する
・業務の効率化が実感できる
この手順で進めると、システム化の効果を実感しやすくなります。

 

<現場にも受け入れ易く>
現場の従業員にも、手作業による勤怠管理の手間を理解してもらえる為、勤怠管理システムを受け入れてもらい易くなります。

 

すこし面倒に思われるかと思いますが、この手順を踏むことで勤怠管理におけるリスクの低減と、システム化の成功確率が上がると思いますよ。

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