勤怠管理システムは、期待値が高いと失敗する確率も高くなる傾向があります。
逆に期待値を意識して下げれば、成功確率は高くなります。
勤怠管理システムの導入を検討する際、
こんな理想になれば!
ある機能を全て活用したい!
などなど、期待値が高まります。
経営者への説明や稟議書の内容、従業員への説明やシステム化後の業務変化など、社内の理解を得る際も期待値が上がってしまう要素が多いです。
しかし期待値が高いと、それを実現する為に、複雑な操作が必要となってしまったり現場がついてこれなかったり、実装が中途半端になってしまい、運用がうまくいかなかったりします。
勤怠管理システムへの期待値をなるべく下げ、シンプルな運用ができるように心がけるとシステム化はうまくいきます。
勤怠管理に関係のない機能(給与計算に必要かどうかが基準)は、標準機能として実装されていない場合が多いので、期待値に含めないほうが良いかもしれません。
期待値を下げるといっても、人事担当者の負担が減らなければ本末転倒です。
人事担当者が黙々とこなす単純作業(労働時間の集計や申請書の反映、打刻忘れの確認など)はシステムに置き換えられます。
勤怠管理システムへの期待値を下げ、シンプルな運用を心がけると、意外とうまくいくと思いますよ。