勤怠管理システムの導入相談で、勤怠管理のアウトソースについてご質問を受けることがありますので、勤怠管理とアウトソーシングについてお伝えします。
結論からお伝えすると、勤怠管理はアウトソーシングに向かない分野であり、給与計算はアウトソーシング向きの業務だと考えています。
(※あくまで私の経験に基づく個人の見解です)
給与計算は「特定の担当者」が行う業務です。
業務の主体は、特定の担当者となり、その担当者の業務を切り出すことで、アウトソースができます。
勤怠管理は「すべての従業員」が日々行う業務です。
業務の主体は、従業員全員となり、場合によっては、現場での判断で対応することも必要となります。
勤怠管理においては、すべてのルールを定義するのが難しく、現場での判断が必要になることも多い為、外部への切り出しが難しいと考えられます。
委託先での業務判断ができないと、確認作業に多くの手間がかかる為、アウトソースによる業務の効率化が望めません。
アウトソーシングを行う場合、
・勤怠管理は自社で行う
・給与計算からは外部委託する
という分担が、業務を効率化できる方法だと考えられます。