勤怠管理システムの動作検証項目(保存版) vol.302

自社で勤怠管理システムの初期設定を行った場合、正しく設定ができているかどうか不安になるかと思いますので、その検証検証の内容をお伝えします。

 

勤怠管理システムの動作検証の項目です。

 

・労働パターンの定義
 ・固定時間、フレックスタイム、変形労働、管理監督者など
 ※パターン毎にルールを設定されているか

 

・時刻の記録
 ・Web打刻、スマホ打刻、ICカード打刻など
 ※各方法により打刻が反映されるか

 

・労働時間の集計
 ・日別(時刻の丸め、申請時の動作、各項目の集計)
 ・平日、法定休、所定休時の集計(申請との連動結果)
 ・月別(各項目の集計(労務管理、給与計算))
 ※パターン別に期待通りの結果になるか

 

・申請書の動作
 ・申請承認時に期待通りの集計結果になるか
  日別、月別、休暇の取得、残日数など
 ※申請が集計結果に反映されるか

 

・休暇管理の動作
 ・休暇の付与、取得(有休休暇、休出代休、振出振休など)
  付与日、有効期限、日数(比例付与)など
 ・休暇取得時の集計結果(日別、月別、残日数管理など)
 ※付与、消化、有休時のみなし時間などが反映されるか

 

・ワークフロー
 ・申請者と承認者の紐づき
 ※申請承認ルートは正しいか

 

・権限
 ・権限の範囲(参照範囲、編集有無など)
 ※適切な権限が設定されているか

 

・アラートの動作
 ・36協定、残業の上限規制、有休取得義務など
 ※閾値の設定、アラートの出力先の調整

 

・データ出力の内容
 ・給与計算用CSV出力、API
 ・労務管理用レポート
 ※各項目の出力内容、フォーマットは正しいか

 

・過去の出勤簿との比較
 ・過去の出勤簿を反映させ、結果を確認
 ※設定や検証の漏れがないかどうか

 

・並行稼働
 ・現行方法とシステムを並行で運用し結果を確認
 ※結果が一致するかどうかの最終検証

 

ここまで検証しても、運用を開始すると想定外のことが発生する為、稼働から2,3か月は微調整が必要になると思います。

自社で初期設定を行う場合は、参考にしてみてくださいね。

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