勤怠管理システムの要件定義と完成度 vol.283

前回、勤怠管理システムで業務を改善させるポイントとして、要件定義と完成度ということをお伝えしました。

 

システムの初期設定を行う場合、要件定義は必要不可欠です。

要件定義とは、業務の内容を洗い出し必要な機能を洗い出す「業務要件の定義」と、必要な機能からシステムの設定内容を定める「システム要件の定義」からなります。

 

業務要件の定義ができていないと、業務の全体像がつかめず、内容の精査もできません。

システム要件の定義ができていないと、設定内容が確定できず、ミスや漏れが生じます。

勤怠管理システムの初期設定が難しい、できないと感じるのは、この要件定義ができていないのが原因です。

 

初期設定の完成度が低いと、紙やExcelでの処理と同様に、システムの運用に手作業が多く残ってしまいます。

毎月の処理に手作業が残るとリアルタイムでの処理ができない為、業務の改善は見込めません。

 

完成度の高い初期設定をする為には、業務要件とシステム要件の定義は必須ですよ。

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