勤怠管理は“管理”ではなく“対話”になってきている vol.484

勤怠管理には、労働時間の集計や休暇の管理、チェックといった“管理業務”のイメージがありますが、最近は勤怠データの使い方が変化してきています。

働き方の多様化にともない、法律対応だけではなく、従業員の健康やモチベーションといったコンディションの把握が必要な時代になりました。

勤怠管理システムを通じて、従業員の状態を読み取り、早期に気付くという考え方が広がりつつあります。

勤怠(遅刻・早退・残業・休暇)の“異常な変化”は、従業員の健康やモチベーションのサインとして捉えることができます。

残業時間の変化 → 業務負荷の対話
 「最近プロジェクト詰まってる?」

急な休みが増える → 健康・メンタルの対話
 「体調、大丈夫?」

勤務時間の偏り → 働き方・キャリアの対話
 「もっと柔軟な働き方にしたい?」

勤怠データをきっかけに、上司・部下・チーム内で自然な対話が生まれることが期待できます。
そして、この対話は会社にとって非常に重要です。

退職前に見られる兆候を早期に発見できたり、働き方のミスマッチを減らしてエンゲージメントを向上させたり、リモートワークで見えにくい状況を可視化することができます。

勤怠管理システムを
“業務効率化や管理強化のツール”と捉えるのか、
“人と組織をつなぐ対話のツール”と捉えるのか

によって、その運用価値は大きく変わると考えられます。

勤怠管理システムをより活用できることを願っています。

今回は少し趣向を変え、勤怠管理システムの可能性や将来性について記載してみました。

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