勤怠管理システムは同じ製品でも、利用する会社により、その動作は全くと言っていいほど異なります。
その背景と理由を知ることで、自社での活用方法を模索してもらえれば幸いです。
勤怠管理システムは、良くも悪くも柔軟な設定ができるようになっています。
お客様毎に労働法の解釈や運用方法が異なる為、製品として色々な管理方法に対応できるようになっています。
勤怠管理システムの利用目的が業務の効率化である場合、従業員へ委譲する権限を広げること(打刻方法の多様化など)で操作性が向上します。
管理の強化である場合は、権限を狭めることでしっかりとした管理ができる(打刻はICカードのみ、打刻漏れは本人申請、上司承認が必須など)ようになります。
業務の効率化と管理の強化はバランスが重要なので、会社により、7:3や5:5、3:7などによっても、想定される運用は異なり、設定内容も変わります。
どのように使うかは、お客様の要件定義や設定内容で決めていくことができます。
システムを利用していく過程で、管理と効率のバランスを変えていくことも可能ですし、むしろそれを実施するほうがより活用できます。
勤怠管理システムの柔軟性は、初期設定を難しくしている要因でもありますが、自社の状況に合わせられることでもあります。
これから導入するシステム、今利用しているシステム、活用方法を今一度、検討されてみてはいかがですか?