勤怠管理システムである程度のレベルを超えた製品では、機能的な違いはほとんどありません。
それを前提に製品入替を検討する場合、打刻の方法や、別のシステムとの連携など、わかりやすい機能の差で製品選定をしがちになります。
ここでいったん冷静に考えていただきたい点があります。
「新しい製品は、現状維持ができそうか?」
現状の製品を長く利用している場合、社内の状況に合わせて微調整が繰り返された結果の芸術品です。
実現できる機能はもとより、その操作性やルールなど、細かい点で最適化されている場合があります。
新しい製品でも、現状に近しい状態になるかどうか、冷静に判断してください。
「製品入替の手間をかけても効果が期待できるか?」
勤怠管理システムの場合、常に不満はあり、なくなることはありません。
また勤怠管理システムは従業員にとって優先順位が低い(どうでもいい)製品です。
新しい製品になると操作性が変わり、不満なく使っていた従業員からも意見がでてくると考えられます。
その意見に対応していくとしても、製品を入れ替える理由がありますか?
勤怠管理システムの場合、できれば製品を変えず継続することが一番です。
現状の製品に不満を持たれている場合、今回お伝えしたことをふまえて検討してみてくださいね。
また、これから製品を導入する場合は、慎重に製品を検討する必要がありますよ。