工場で勤怠管理システムを利用する場合、従来の買取型が良いか、クラウドサービスが良いか、悩むことがあるかと思います。
今回は、工場でクラウドサービスの勤怠管理システムを活用している他社事例をお伝えします。
・打刻はICカード
クラウドで提供されている勤怠管理システムでも、タイムレコーダーと同じ独立した打刻機(インターネットへの接続は必須)が用意されています。
ICカードをかざすことで打刻が可能です。
複数の工場や本社での会議など、いくつかの事業所を行き来する場合は、どこで打刻しても自分の勤務表にデータが集約されます。
・カードラック
タイムカードではなくICカードで打刻とした場合、従業員がICカードを忘れてくることを心配される場合もあるかと思います。
タイムカードラックと同様なICカードラックも販売されているので、ICカードを打刻機のそばに配置しておくことも可能です
・申請
食堂などの共用PCから、有給休暇などの申請を行うことがイメージされやすいですが、各自のスマホから申請を行うことも可能です。
PCやスマホの利用が難しい場合は、申請簿への記載など、紙を残して庶務担当の方がシステムへ反映させることも可能です。
・価格
現在の勤怠管理システムは、打刻、時間の集計、休暇管理、申請承認がすべて含まれています。
買取型とクラウドを比べるとサーバーの運用や老朽化によるリプレイス、法律変更への対応などのコストを考慮した場合、クラウドサービスのほうが、長期的に安価になる場合が多くあります。
ひと昔前は、買取型の製品でないと対応できないことがありましたが、現在はクラウドサービスの技術や機能が飛躍的に向上しています。
買取型の製品と比べて機能面で遜色なく(逆に優位性が高い)、サーバー管理の手間もなく、初期費用も抑えられる為、工場においてもクラウドサービスを前提に考えるのが、現実的だと考えられます。
実際、買取型の製品を提供していたメーカーの多くはクラウドサービスもリリースしています。(落合の独自調べによる為、該当しない製品もあるかと)
もちろん、勤怠管理システムは必要なく、タイムカードで十分な場合もありますよ。