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勤怠管理システムの導入支援に対する認識の相違 vol.525

勤怠管理システムの導入支援をお願いしたけど、うまくいかなかった(サービスを受ける側)、導入支援を実施したけど、想定以上に大変だった(サービスを提供する側)という話が多くあります。

今回は、勤怠管理システムの導入支援における認識の齟齬についてお伝えします。

サービスを提供する側とサービスを受ける側において、「導入支援」という言葉からイメージする内容が異なることが原因です。

勤怠管理システムの導入には以下の要素が必要です。

1.プロジェクト推進
2.要件定義
3.設定作業
4.検証作業
5.運用サポート

それぞれについて、認識の齟齬となるポイントを解説します。

1.プロジェクト推進
システム導入のプロジェクトはどちらが主導するのか?
導入スケジュールの作成、タスク管理は、サービス提供者(以下、提供者)が行うのか、サービスを受けるお客様(以下、お客様)が行うか、この認識がずれていると導入がうまく進みません。

※よくある齟齬
提供者はあくまでサポート要員でありプロジェクト推進はお客様が主導するものだと考え、
お客様はお金を払っている以上、プロジェクト推進は提供者が実施してくれるものだと考えている

2.要件定義
勤怠管理システムの運用を設計する工程です。
業務内容を理解し、どのような機能をどのように利用するかを決定し、設定内容を定義していくことが必要です。この工程は提供者が行うのか?お客様が行うのか?

※よくある齟齬
提供者はお客様の業務内容はお客様にしか分からないので、必要な機能を指示してもらえれば、その機能が実装されているか回答するのに・・・
お客様は導入支援において、運用設計は必須であり、設定作業の前工程として必須ではないか

3.設定作業
要件定義に従って初期設定の作業を行う工程です。
初期設定には要件定義に従って就業規則や業務プロセスをシステムに反映させていく必要があります。提供者の作業内容はどこまで実施されるのか?

※よくある齟齬
提供者は働き方はお客様にしか分からないので、こちらが提供する初期設定はマスター登録のみで、就業規則の反映はお客様で実施することが前提お客様は設定作業をお願いしたのだから、システムが運用できる形になることが当たり前では・・・

4.検証作業
設定が正しいかどうかをテストして確認する工程です。しっかりとした検証を実施する場合、かなりの工数がかかります。
「設定したので、確認してください」という言葉をよく聞きますが、設定して動作検証も行ったので最終確認をしてくださいなのか?設定してみたから、正しい値が出力されているか確認してくださいなのか?

※よくある齟齬
提供者はそもそも動作検証を想定していなかったり、正常系の動作のみ確認している場合があります。お客様は設定作業の一部として検証が行われるものであり、不具合がない状態で提供されるものである。
正常系が正しいのは当たり前であり、お金を払ってプロにお願いしているのだから、想定できる操作は予め検証されているのが当たり前でしょと考えます。

5.運用サポート
勤怠管理システムでは初期設定を完了し運用を開始してから、現場でのギャップが生じることが多々あります。
運用から1〜3か月かけて(数回の締め処理を実施する過程で)設定を微調整して長期運用に対応できる環境が構築されます。
導入支援は運用が始まった段階で完了なのか?
運用後の質疑応答や設定変更は考慮されているのか?
その場合の費用は?

一概に「勤怠管理システムの導入支援」と言ってもこのように齟齬が発生するポイントは数多くあります。また、費用も幅広く設定されています。

自社の求める導入支援、自社が提供する導入支援の内容は相手方に正しく伝わっていますか?

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