勤怠管理システムの導入で注意すべきポイント その6 vol.84

その6 例外的な処理はシステム化してはいけない!

勤怠管理システムは、定型化された発生頻度の高い作業をシステムに移管することで、業務を効率化するものです。

例外的な処理をシステム化しようとすると、その操作は煩雑となります。

その結果、例外的な処理が発生した場合に、従業員が正確な操作をする事ができず、人事担当者への問合せとなります。

また、例外的な処理は発生頻度が低い為、システムを設定する負荷(コスト)に対して、業務効率化の恩恵は得られません。

勤怠管理の業務には、例外的な処理はつきものですので、人事担当者が手作業で操作できる余地を残しておくことがポイントです。

勤怠管理システムでカスタマイズが必要となってしまう場合、例外的な処理でないかどうかを確認してみることをお薦めします。

例外的な処理の一例
・異なる半日休暇を組み合わせて1日休暇にするケース
→特別休暇で処理し、それぞれの半日休暇を手動で消化処理する
・年に数回あるかどうかの徹夜明けの休暇処理
→人事担当者が特別休暇で処理する

もし、御社にとって頻度の少ない例外的な処理であれば、そのカスタマイズは、運用後に使われることはないかもしれませんよ。

次回は、勤怠管理システムの導入で注意すべきポイントの最後、

その7 メーカーとの相性はかなり重要!

をお伝えします。お楽しみに。

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