勤怠管理システムの導入で注意すべきポイント その3 vol.81

その3 従業員は勤怠管理システムを使いたくない!

給与計算と勤怠管理でシステムの選び方は大きく異なります。

勤怠管理システムの検討を行う会社では、既に給与計算システムを導入(外部委託含む)されていると思いますが、その経験で勤怠管理システムを選ぶと失敗します。

それは、利用者が違うからです。

給与計算は、給与の担当者だけが利用する為、担当者が使いやすいと思うものを選べば問題ありません。
しかし、勤怠管理は全従業員が利用します。しかも、できれば使いたくないと思っている人たちです。

この違いを理解していないと、現場に全く受け入れられないものになってしまいます。

基準は、使いたいたくない!と思っている人たちでも、使ってもらえるよなシンプルでわかりやすい操作性です。

打合せでよくお伝えするのは、「このお打合せに参加している人は、会社の中で最も勤怠管理に前向きな人たちですよ」と。

特に、申請書等の運用は煩雑になりやすいものですので、現場でも受け入れられるかどうかを考えながら、要件定義してみてくださいね。

次回以降は、以下の題目を1つずつお伝えします。

その4 現状の業務をシステム化してはいけない!
その5 作業を人事担当者に集中させてはいけない!
その6 例外的な処理はシステム化してはいけない!
その7 メーカーとの相性はかなり重要!

お楽しみに。

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