製品比較の前に考えること vol.304

勤怠管理システムは「できないことをできるようにする」ものではありません。

 

タイムカードやExcelでも実現はできるが、手作業で行うと手間がかかり、誰が行っても同じ結果になる為、ITの技術を使って効率化するものです。

 

労働基準法、国が決めたガイドラインにそった勤怠管理を実現しようとすると、アナログ的な管理では効率が悪くなってしまいます。

 

勤怠管理の業務において、
・効率が悪い業務はありますか?
・その作業は明確になっていますか?

 

上の質問に対し、明確な答えをもっていないと勤怠管理システムを導入しても効果が得られません。

業務ルールに課題がある(ルールが不明確)か、現状では、勤怠管理システムが必要ないかのどちらかになります。

製品の比較検討をする前に、勤怠管理システムの必要性を冷静に考えてみてくださいね。

 

念のためお伝えしますが、システムの必要性はメーカーに聞く事ではありませんよ。

メーカーの担当者は製品を販売することが仕事ですので、二つ返事で「必要です!」と言われますので・・・。

 

私だったら、メーカーの担当者には
「その製品で、どのような変化が期待できますか?」
というような質問をすると思います。

 

なんで当たり前のことを聞くんですか?という感じで導入直後の作業(Web打刻や休暇管理等)を答えるのか、製品の活用が進んだ結果、会社に起こる変化(従業員の意識変化、企業リスクの低減等)を答えるのか、メーカー(担当者)が提案している時間軸が見えると思いますので。

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