勤怠管理システムの比較について vol.303

導入相談で、お客様が作成された比較表を見せていただく事があるのですが、毎回、違和感を(この表では比較できないと)感じますので、製品の比較方法についてお伝えします。

 

前提知識として、勤怠管理システムは3つのタイプに分かれます。
・自社設定タイプ
・メーカー設定タイプ
・タイムレコーダータイプ

 

タイプの違いについては、何回かお伝えしていますので、今回は省きます。
タイプが異なるものを比較しても、製品の比較にはなりません。
(お客様が作成された比較表の多くが、これを実施しています)

 

以下は、同じタイプに属する製品の比較方法となります。

 

 

★ 勤怠管理システムの機能はほとんど変わりません

 

発展途上にある分野の製品であれば、製品の機能差は大きく異なるかと思いますが、勤怠管理システムは機能的に成熟した分野です。
機能を比較しても製品の差は生じません。
(自社に不要な機能の有無で甲乙はつくかもしれませんが)

 

 

★客観的な内容よりも主観的な内容で比較する

 

同じ機能でもその操作方法(使い勝手)は各製品で大きく異なります。
使い勝手は、利用する人が判断するものであり、客観的な比較はしづらいものになります。

 

・打刻は使いやすいか
・申請、承認は使いやすいか
・労務管理はしやすいか

 

自社設定タイプの場合、初期設定の方法やマニュアルの分かり易さ、理解しやすさなども、比較ポイントになります。

 

メーカー設定タイプの場合、メーカーとコミュニケーションが取りやすいかどうかも、重要な比較ポイントになります。

 

勤怠管理システムを比較する場合には、上記を参考にしてみてください。
自社に合った製品が見つかると思いますよ。

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