2005年 ソフトウェアベンチャーUS研修ツアー @ Redmond | 株式会社ナルボ Knowlbo

2005年 ソフトウェアベンチャーUS研修ツアー @ Redmond

マイクロソフト主催によるシアトル・シリコンバレーを巡る「ソフトウェアベンチャーUS研修ツアー」に、弊社スタッフ2名が参加しました。

いざ!レドモンドへ

快適な空の旅

今回の研修ツアーはシアトル、サンフランシスコに滞在し、Microsoft本社のあるレドモンド、シリコンバレーを訪れるものでした。しかもありがたすぎるビジネスクラスでの移動です。

初日は朝から市内視察、MS Campus訪問というスケジュールの為、「しっかり食べて、しっかり機内で睡眠を取り、体調を整えなくては!」と興奮していた為、しっかり食事は取れたものの、贅沢なリクライニングがありながらも大して機内で眠れないままでした。

  • しっかり取った食事1
  • しっかり取った食事2
  • しっかり取った食事3
  • 空から見たシアトル

レドモンドでのセッション

レドモンド初日は、Microsoft本社レドモンドキャンパス内の『Visitor Center』におけるMicrosoftの沿革から始まりました。『Visitor Center』には、Microsoftの過去から現在までを網羅した展示品が数多くあり、短時間で創業から現在の大企業に至るまでのその歴史を知ることができるのです。もちろん我々ツアー参加者以外の方も訪れていましたが、我々は様々な展示物ひとつひとつ、それぞれにあるエピソードを時にユーモアを交えながらの説明をスタッフより受けることができました。

  • Visitor Centerの入り口
  • 現在のMicrosoftについて語る細木氏
  • 創業当時のメンバー(左下がBill Gates会長)
  • マックには「懐かしい」という声がしきり
  • 数々の公約実行の証拠写真

興味深かったエピソードとして、Microsoftではプロジェクトのリーダーが「期限までに無事プロジェクトが終われば…」という公約を設ける事がしばしばあったそうです。その公約とは、『湖に飛び込む』や『丸刈りになる』といったことや、全員でパイ投げ大会をする等で、楽しみながら納期を守るという姿勢があり、ビジネスの部分と遊びの部分が上手く絡み合っているという仕事のON/OFFの使い方の上手さに驚かされ大変印象的でした。もちろん、それらの哀れな証拠写真の数々も展示されていました。そのお陰もあり、納期はしっかり守れるという風土が出来上がったそうです。見習いたいものです・・・。

レドモンド2日目

レドモンド2日目のセッションは、USにおけるISVの市場、MSとISVとの付き合い方、なぜMSと組むとビジネスチャンスが広がるのか等を具体的な数値と供に説明、Avalon等の今後のテクノロジー紹介のデモ、Microsoft Researchの概要、さらにはMicrosoftに関する全てのトレーディングを行っているトレーディングルームの見学と多岐に渡り、Microsoft社の現在を知る内容でした。様々な場でどれほどの市場を独占しているのか等具体的な数値で示してくれるだけに改めて納得できるものでした。

またこの日は、広大なレドモンドキャンパス内の様々な場所にてセッションを受ける為、セッションごとにビルからビルへバスでの移動となり、広大なキャンパスを実感するのでした。また実際の社員が働くオフィスも移動の際、垣間見ることができました。話に聞くとおり、各個人の部屋が連なっており、各々の部屋は皆違った個性を持っていました。自転車を飾る部屋、白で統一している部屋、ぐちゃぐちゃな部屋・・・。またこれらの大半はドアを開け放ったままの状態であり、誰でもすぐ部屋に招きいれ、話し合いの場が取れるような体制となっているようにも見受けられました。

残念ながら、レドモンドキャンパス内での写真はセキュリティの関係上、撮影することができませんでした。

シリコンバレーへ!

シリコンバレーでのセッション

サンフランシスコへの移動日、この日到着してすぐシリコンバレーの現状ということで、現在、岐阜県のシリコンバレー駐在員である小木曽氏より実体験に基づくお話を伺いました。小木曽氏は、シリコンバレーにて日本から来る企業の活動を支援するために駐在しているということでした。Microsoft社といった企業だけでなく、地方自治体がそのような支援を行い始めているという事を認識していなかったため、大変驚かされる内容でした。

シリコンバレー1日目のセッションはMicrosoft社シリコンバレーキャンパスにてISVに対するスタートアップ支援への取り組みの紹介や現在のベンチャーキャピタルの動向、そして実際にその支援を受けた2つの企業のトップによる講演がありました。支援を行ったMicrosoft社一方向だけの話だけではなく、実支援された側からの話も伺える構成になっているというところが、にくい演出でした。

前者のセッションの際のMicrosoft社のカスタマーにとって良いソリューションを提供できる会社をサポートしていくという姿勢は、とてもシンプルな考え方にも思えました。例え最新の良いテクノロジーであっても、Microsoft社にビジネスチャンスが無いと判断すれば、サポートの対象からは外れ、ビジネスとテクノロジー双方がフィルターとなり、選定を行っているという点からは、技術だけに固執するのではなく、あくまでもビジネスとしているMicrosoft社がいかに大企業になったかが垣間見られた気がしました。

この日は、スタートアップISVに関するセッションだったため、現在のベンチャーキャピタルの動向についての話も伺うことができました。私は投資の知識も興味もある方では無いので、聞く話全てが新鮮でした。とりわけ興味深かったのは、学生達のベンチャーキャピタルに対するプログラムであるMOOTCORPでした。このプログラムは、対学生のビジネスプランのコンペであり、次世代の起業家を育成するというものでした。学生が考えた事業計画と5分程度のプレゼンを多数のベンチャーキャピタル家や教授の前で行い、優勝者にはトロフィーと50万ドルが贈呈されるそうです。実際に賞を勝ち取った学生のうち数名は起業しているという例もあるということでした。日本では、早稲田大学がこれらを研究し始めているということですので、今後の発展が楽しみな話でした。

支援を受けた企業(Mimosa system(http://www.mimosasystems.com/company.htm)、AKINBO(http://www.akimbo.com/)の2社)のCEO自らの講演ももちろん大変興味深い話の連続でした。どういうところにビジネスチャンスを見いだし、どのような融資を受けたかという事の実体験をプレゼンしてくださるのですから当然といえば当然なのですが、大変リアルで興味深かい話でした。質疑応答にて、10億の支援を受け利益が0という話を率直にしてくれるという事実もある意味大変衝撃的でした。

  • シリコンバレーキャンパスの入り口にて
  • Knowlboの参加メンバ

午後

午後は、Hewlett-Packard社の本社へ移動し、カスタマーセンターのセンター長によるHP社の沿革や戦略についてのセッション、ラボの見学、現在ラボで研究を進めているテクノロジーについての説明を受けました。なぜMicrosoft社主催のUS研修ツアーにHewlett-Packard社の見学が入っているかというと、この2社は協業のパートナーシップを組みISVに対する開発から販売までをサポートするという強固な関係があるからでということでした。またセッション受講時点では、Carly Fiorina氏がCEOを勤めており、戦略等の話の中に彼女の話題が登場していたりしておりましたが、ほんの数週間後に解任というニュースが流れて大変驚かされました。ラボでは、現在研究が進んでいるいくつかの最先端のテクノロジーについての話と、実際に手に触れさせてもらうこともできました。詳細について触れることができませんが、それらの内容は私が想像していたPCや印刷技術に特化しているものではありませんでした。それらの内容は、センター長が語っていた「学校や病院でのデジタル化が遅れており、それらの意識を変えていきたい」といったことや「顧客サービスの優れた企業を目指す」と言っていた事の実現を物語っていたように思えました。

  • Hewlett-Packard社 正面入口
  • HP本社やスタンフォード大学のあるPalo Altoはとてものどかな街でした

せっかく来たんだからの観光

ボーイング社

シアトルでは、市内に向う途中、足早にボーイング社の飛行博物館に立ち寄りました。ボーイング社の過去から現在まで、木製のプロペラから戦闘機、アポロ宇宙船までと様々な展示物がありました。およそ100年前に木とリネンで作っていた飛行機が現在の姿に至るその技術力の進歩、成長には圧巻でした。

  • 創立当時はリネン製の羽布だったようです
  • たくさんの戦闘機に心なしかうれしそうな2人
  • 数の飛行機の展示は圧巻でした
  • 宇宙へ行ってみました

NBA観戦

シアトルといえば、大リーグのシアトル・マリナーズとNBAのシアトル・スーパーソニックスです。今回はMicrosoftさんのご好意で、Microsoft社のコンパートメントからのシアトル・スーパーソニックスの試合観戦に行ってまいりました。記念すべき私の初NBA観戦は、シアトル・スーパーソニックスVSデンバー・ナゲッツの試合でした。Microsoft社のNBA好きの某稲本さんによれば、今日は軽く勝ち越しているカードであり、スーパーソニックスのホームゲームでもあるため、美味しいお酒が飲めるということで、一同大はしゃぎで会場へ。コンパートメントでは、ワインやビール、ケータリングの料理をつまみながらの優雅にワイワイと観戦。ゲームの終盤までスーパーソニックスがリードし、我々はのどかな宴を繰り広げていたのですが、残り1分でなんと同点に追いつかれてしまいました。それまでの盛り上がりが嘘のように静まり返る会場。しかも延長戦で逆転され、108:116という劇的な展開で私の初NBA観戦は幕を閉じました。ちゃんとバスケットボールの試合を見るのは初めてだったのですが、試合に流れもあり、ハーフタイムごとのアトラクション等もとても楽しめるものでした。ホームゲームということもあり、スーパーソニックスがオフェンスの時の盛り上がり、負けが濃厚になった途端、数分前まで立ち上がって応援していた人たちがバタバタと退席するさまも見事でした。今回の研修にて、アメリカのエンターティナーを感じた数時間でした。

  • イチローと一緒
  • Microsoft社のコンパートメントで記念撮影
  • 試合風景1
  • 試合風景2
  • ハーフタイムごとチア
  • 会場風景
  • 立ち上がって熱狂的に応援する観客
  • 逆転がムリとなってくるとあっという間に・・・

まとめ

US研修ツアーに参加して…

今回のツアーは各地から集まったベンチャー企業、ソフトウェアベンダ会社の社長やコンサルタントの方々、もちろんお世話になっているMicrosoftの社員の方々といった構成で、なかなかお目にかかる事のないメンバーであり、短い期間ではあったのですが、様々な角度の内容を詰め込んでいただき、大変有意義な研修ツアーであったのではないかと思いました。

聞いていただけの話が目の前にあるということだけでも意味のあることだと思いますが、スタートアップの支援先の方々の生のお話を伺える貴重な場があったり、最先端のラボや次世代へのシナリオ等のこちらも企業として重要な情報を公開していただいたりと、大変貴重な経験をさせていただきました。もちろん、沢山の方々のデモを拝見してきたのですから、これからのより良いデモの参考とさせていただくのはいうまでもありません。今後にぜひ繋げていきたいと思いました。 (文責:森)

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