2003年10月 PDC 2003 @ LA – 3

PDC2003に行ってきました!ということで現場の雰囲気を中心にその様子を報告します。

会場の様子

場所は、Los AngelsのDownTownにあるLos Angels Convention Centerでした。とにかく広くて、きれいで、でかいというのが印象的でした。

中身は、各セッションルームとMEAL HALL、EXPO HALL、GENERALセッション会場、ロビーにわかれていました。MEAL HALLは、その名の通り、朝食や昼食がServeされる会場です。EXPO HALLは、PDC協賛企業の展示ブースがあるエリア(sodecなんかと同じ)で、その脇にMSグッズやインターネットができるPC(100台くらいのPCが並べられていて壮観です)があるコーナーもありました。インターネットについては、通路のあちこちにインターネット用のLANケーブルのついたテーブルがおいてあり、常に参加者が利用していました。また、会場では、無線LANが使用可能で、上記の場所でなくても、通路や階段や適当なスペースに直接座りこんで、ノートPCを広げている参加者の姿があちこちで見られました。

GENERALセッション会場では、午前中のkeynoteセッションでビル・ゲイツをはじめMicrosoftのVice Presidentの方々が講演を行った講演会場(これまた広大)です。ロビーには、PDCの参加登録を行う場所やInformation、特典を配布するMaterial Centerなどがありました。

  • PDCの会場外観
  • MYノートでインターネット
  • 会場エントランス

食事

期間中、朝食や昼食がMEAL HALLにてServeされました。MEAL HALLは、だだっぴろい会場で、おそらく1つに10席くらいある円卓が、300、400が並べられており、100人近いウエイターさんが働いています。ある意味壮観な眺めです。食事は、ビュッフェ形式で、参加者がなかにはいると、食事がおいてある場所まで誘導され、そこで、好きなものをお皿にとって、なおかつ、食事可能な(!)席まで、誘導されてそこで食事をするシステムになっています。面白いのは、どういう理由かわかりませんが、近くに空席がたくさんあっても、勝手に座って食べていては、だめで、ウエイターさんの指示に従った席でないと食べていけないようになっている点です。また、MEAL HALL以外にも通路の各所に、おかしや、甘~いパンやコーヒー(スタバ提供)がおいてあるワゴンがあり、参加者が自由にとって飲み食いできるようになっています。これがすべて只というのは、驚きでした。

  • お昼ごはん
  • おかしてんこもりワゴン

プレカンファレンス

僕は、初日の前のプレカンファレンスから参加しました。最初は、何をするものかよくわからなかったのですが、セッションを聞いたところ、どうも、各セッションを聞くための基礎知識を教えてくれるセッションだったようで、僕の参加したSmart Clientでは、VB.NETで例のHello World!のフォームを表示する~ということからくわしく説明をしていました。ただ、これを一日で理解して、カンファレンスのセッションを聞くというのは、ちょっと無理があるのでは...と個人的には思います。かといって、基礎を理解している人が聞くのは、内容が簡単すぎます。(知らないこともあったので意味はあるのかもしれませんが)個人的には、あまりやる意味がないのではと思いました。

  • プレカンファレンス

キーノートセッション

カンファレンスの最終日以外、GENERALセッション会場でキーノートセッションが行われました。初日は、ビル・ゲイツともう一人のVice Presidentが登場して、次期Windows「Longhorn」について、講演を行いました。2日目は、2人のVice Presidentが次期Visual Studioである「Whidbey」、SQL Serverである「Yuken」について、3日目は、Microsoft ReseachのDrが講演を行いました。会場は、前方にステージがあり、色とりどりに、セッティングされていました。ステージの左右に巨大スクリーンが4つ、中央に席の真横天井からも巨大スクリーンが8つたれがっており、さながらコンサート会場の様でした。

ビル・ゲイツの講演について、いいますと、突然スクリーンにアニメーションが流れはじめます。内容は、バトルスーツを着た人間が打ち合いながら何か会話をしているらしく、時折会場がどっと沸く。(う~ん、わからんです)そうこうするうちにスクリーンは、コンピュータの歴史のような画面に切り替わり、その中で名前がコールされて、ビル・ゲイツ登場の運びとなりました。なんか、演出は、さすがだな~、楽しませるな~と思いました。日本では、ほとんど講演を聞いたことはないのですが、こういう遊び心があると聞いていても楽しいなと思いました。

講演自体は普通で(ということは話していることはやっぱりあまりわかりません。PPTから内容を推理)、これからの方向性や次期Windowsなどの説明、デモと続き、1時間くらいで終了しました。変わって、白髪のVice Prsidentが登場して、次期Windowsのキーとなるトピックを説明を1時間くらいデモを交えて解説しました。そのデモでは、またもや有名人登場でした。Chris Andersen と あのDonBox!2人は、軽妙なやりとりで、次期Windowsの機能を使用したサンプルプログラムをデモを行いました。

面白いなと思ったのは、その場でどんどんプログラムを書いていって、ビルドして実行してという流れでデモが行われた点で、キーノートだけかと思いきや、実際のセッションでも、そのような形式でデモが行われました。

  • キーノートセッション会場
  • 熱く語る Don Box氏

セッション

さて、肝心要のセッションですが、キーノートセッションでも行われたように、時期Windows、Visual Studio、SQL Ser verに関するものが中心のプログラム構成になっていました。セッションルームは、普通のセッションルームをはじめとして、巨大なホールあり、映画館のようなすり鉢上なルームありとバラエティにとんでいました。次期Windowsの機能についてのプログラムが人気があり、セッションによっては、会場に入りきれず、通路にあるモニターの前に座り込んで、聞いている人がでるものもありました。

セッションは、1セッションほぼ1時間くらいで、PPTによる説明とデモで構成されていました。プレゼンをするのは、Mi crosoftのなんとか Managerという方々が主でした。いずれの人も、堂々としており、デモで失敗してもあわてず、さわがず、何事かいって会場を笑わせたり、うまくフォローして、デモを続けている点は見事でした。立場的な経験的なものなのか、こちらの人特有のなにかなのかわかりませんが、見習いたいと思いました。個人的には、セッション自体は、もちろんですが、英語なので、なかなか聞き取ることはできなかったのですが、PPTやデモを手がかりに、なんかこういうことなんだろうと推測するという感じでした。

当初、セッション中でも質問ががんがんでると聞いていたのですが、僕が受けたセッションでは、それほど活発でなく、また、質問は最後にまとめて、マイクに向かって言ってねという指示もあったためか、セッション中にがんがんということはあまりありませんでした。ただ、どのセッションも必ず、終わると質問用マイクに列ができてました。日本では、ちょっと見かけられない光景で、こちらの人はアクティブだな~と思いました。

不思議に思ったのは、デモプログラムが動いたり、何かキーとなる解説をしたりするたびに拍手が起こる点です。待望の機能が追加されたり、新機能の説明などで、すごいっと思って拍手するのはわかるのですが、単純な機能の説明などのデモが動いた場合でも拍手しているのは謎でした。準備してるんだから、動くのが当たり前じゃんと思いましたが(たぶん、それだけではないとは思うのですが)、何事も楽しもう!という精神なのでしょうか。

いずれにせよ、英語力のなさはあらためて、痛感しましたので、これを機会に特に聞く力をつけたいと思いました。

  • セッション会場
  • セッション会場

Attendee Party

3日目の夜に、Attendee Partyとして、USJにいきました。夜の7:30~11:00でPDCの参加者で貸切で、アトラクションが利用できたり、食事がただでできたりしました。カンファレンスのプログラムの中にこんなのが入っているのは、アメリカ的というか日本では考えられないなあと思いました。仕事するときは仕事して、遊ぶときはしっかり遊べということでしょう。いずれにせよ、短い時間でしたが、久々にbreakできました。

  • USJ:ブルースブラザーズバンドライブショー
  • USJ:シュレックといっしょ

全体の感想

今回PDC2003に参加させていただいて、個人的にはいくつか気づきを得ることができました。英会話、特にヒアリング能力のなさを再確認し英語をやり直したいと思ったこと。仕事と遊びのバランスの大事さ。また、一つ一つのことを楽しんだり、楽しませたりすることは結構重要なんだな~とも思いました。セッションもデモに失敗しようが成功しようが、やってる方も聞いている方も楽しそう(やっちゃったとかやばい!とかいうのでなく、おっと失敗しちゃったかな~のような)にやっているのが印象的でした。

技術的には、短期間でかつ、英語の能力の関係で、プラスになったかどうかは?ですが、新しい技術の話を聞いたり、デモを見たりして、また新鮮な気持ちでプログラミングに向かってみたいと思ったのが、よかったかなと思いました。Longhorn関係は、アルファCDをもらったので、時間を見て、デモでやってたようなことを試してみたいと思ってます。

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